アロマトリートメントでよく使用される精油『フランキンセンス』にはどんな効果が期待できるの?

アロマトリートメントでよく使用される精油『フランキンセンス』にはどんな効果が期待できるの?

前回の記事(プレゼントするならこのアロマオイルで決まり!!)では男女に分けて、好きな精油のアンケート結果について書きましたが、今回はみなさんが普段、どんな精油をどのような方法で使用しているのかについて触れたいと思います!

AEAJ(日本アロマ環境協会)が2019年に会員1711人に実施したアンケート結果に基づいて分析したいと思います。

まずは使用法についてです。精油を「芳香浴法」で楽しんでいる人は89.2%と最も多く、次いで「トリートメント法」(57.6%)「沐浴法」(31.4%)の結果となりました。

それでは、実際どのような精油を使用しているのでしょうか?まずは芳香浴です。

芳香浴で使用する精油の種類

10位までは、アロマテラピーの王道の精油たちですね!好きな精油で上位にランクインしていた(前回の記事:プレゼントするならこのアロマオイルで決まり!!)ネロリ(2位)、ローズオットー(7位)、ジャスミン(9位)はやはり高価な精油ということで、実際に使用することは少ないようですね!

続いては、トリートメント法です。

トリートメント法についてー精油の種類

ラベンダー、ゼラニウムまでは芳香浴と一緒ですが、なんと3位に『フランキンセンス』がランクインしていますね!これは芳香浴では12位だった点で大きく異なります。それではなぜ『フラキンセンス』が上位にランクインしたのか分析したいと思います。

フランキンセンスとは?

<別名>乳香、オリバナム

<抽出部位>樹脂

<主要成分>α-ピネン(25~35%)、リモネン(10~20%)、パラシメン(5~7%)

<香り>上品な甘みのある落ちついた香り。ウッディーでスパイシー。ほのかにレモンのような柑橘系の香りも。

<作用>鎮静、抗うつ、去痰、抗カタル、収れん、皮膚細胞活性、免疫強化

フランキンセンスは、「瞑想状態に導く香り」として、瞑想やヨガなどによく使用されています。不安や緊張を和らげて呼吸を楽にし、気持ちを落ち着かせてくれる効果があります。

また、免疫力の向上や、気管支炎や喘息などの呼吸器系の不調、咳を伴う風邪の症状の緩和など、体への効果も注目されています。

トリートメントでよく利用される理由は?

それは、『皮膚細胞活性』つまり、皮膚の再生化を促して、活性化を促してくれるのでアンチエイジング効果抜群だからです!!シワなどの老化肌、乾燥肌の改善に加え、傷痕、炎症を起こした肌やニキビにも効果的なんです。傷の回復を促す効果があり、傷ついた肌を再生させ、若返らせてくれるのです。

実はこのオイル、以前「魔女たちの22時」という番組で美魔女がフランキンセンスを愛用していたことから注目を集め有名になりました。また、世界三大美女のあのクレオパトラも愛用していたとのことです。

トリートメントオイルってどうやって作るの?

キャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルがオススメ)5mlに対して精油1滴を加え、よく混ぜ合わせればトリートメントオイルの出来上がりです。(1%濃度が基準)

全身だとキャリアオイルを約25~30ml使用するので、精油は5~6滴となります。

※顔に使用する際は、キャリアオイル10mlに対して精油1滴が目安となります。(0.5%濃度)

毎日のケアにも取り入れたい!!という方には化粧水がオススメです。

化粧水の作り方

<必要なもの>

・精製水またはフローラルウォーター 45ml

・キャリアオイル(ホホバイオイルがオススメ)またはグリセリン 5ml

・精油5滴

・茶色や青の遮光ビンの保存ボトル

<作り方>

①キャリアオイル(ホホバイオイルがオススメ)またはグリセリン5mlに精油5滴加えよく混ぜる。

②①に精製水またはフローラルウォーター45mlを加えてよく混ぜ合わせたら完成。

※使用する前によく振ってから使用し、2週間を目安に使いきりましょう。「さっぱり」の使用感を求める場合は、キャリアオイルやグリセリンの代わりに無水エタノールを使用するのもオススメです。

自分でも簡単に作れる化粧水ですが、ニールズヤードのフランキンセンスを使用したシリーズもおすすめです!オーガニック化粧品愛好家にもお墨付きの商品です。さっぱりした使い心地なのにお肌がしっとり、もっちり。見た目もオシャレで気分も上がりますよ★

古来から若返りの精油とされていた『フランキンセンス』。毎日にケアに取り入れてみませんか?

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